器
長谷川 文陽
Bunyo Hassegawa
有田で5年間磁器の修業をして瀬戸に築窯。
一つ一つろくろで手作りした素地に、スケッチした草花や現代風にアレンジした文様を手描きし
焼き上げています。有田焼の上絵付けとは違う下絵による釉裏彩での絵付け技法です。
主に暮らしの中で使って喜ばれる日常の器を中心に作陶しています。
古荘 美紀
Miki Furusho
佐賀県立有田窯業大学校本科卒業後、岩殿寺窯(静岡県賀茂郡南伊豆町)入社。
陶芸土の師匠、故・芳村俊一先生と出会い、土本来のチカラに魅了され伊豆の土を掘って焼き始める。伊豆の土の焼き方に四苦八苦しながら、現在の技法にたどり着く。灯油窯焼成を再開し、作家活動を徐々に本格化している。
Pottery studio miuconeant
ミウコネアン
岩手県盛岡市生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修了。
ロンドンで陶芸の基礎を学ぶ。その後シンガポールで中国人陶芸家と出会い作陶の世界へ。
つくば市小野川の工房で制作。木曜日午後は古書店運営。
全ての作品は紐作りで、手ろくろのみで作っています。
時間は少しかかりますが形にこだわる作陶が可能になること、力のない者でも大物制作が楽なこと、作陶の一時中断ができるので、私の生活スタイルに合っていることが利点です。
粘土の状態や焼成環境によっては、きれいに均された表面に紐をつんだ跡がほんのり浮かび上がり
表情をつくったりします。
雪ノ裏 祐一
Yuuichi Yukinoura
岩手の盛岡の地で作陶していますが、開窯当初より、岩手で得られる原料(土、林檎灰)を主体とし、その風土を作品に表現してきました。林檎灰を用いた、三陸の海の青・杜の緑・琥珀の黄等色調の灰釉の器!赤土を生かし化粧掛けの技法を用いた粉引・刷毛目等の白色の器、南部鉄器の漆の焼付けを陶器に生かした漆黒・漆陶の茶・黒の器、泥掛けによる石瓷・碧瓷・赤瓷の乾いた質感の表現など日々の生活の中で、少しでも潤い
を与えることが出来ればと、今日まで作陶してきました。